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新たな技術TECHNOLOGY IMPROVEMENT新たな技術

近年の科学技術の発展とICTの進展に伴い、お客様のニーズ・シーズの変化を機微に捉えて、日野は幾つかの技術開発に取り組んできました。東京都中小企業イノベーション助成事業の採択では「木造密集地域における道路建物の調査評価方法の研究開発」で、筑波大学堤教授の指導を受け、下記のとおり新たな技術蓄積をしてきました。

  • ①デジタルカメラ搭載型台車による大縮尺地図作成の方法
  • ②狭隘道路の実態調査に基づく道路カルテ化および補修道路の優先順位付けの方法
  • ③木造建物の実態調査に基づく火災危険度・倒壊危険度の可視化方法
  • ④上記情報の見える化、関係者の調整に有用な地域情報プラットホームの構築

研究成果は東京都産業研や写真測量学に関する著名学者の検証を受け、太鼓判を得ています。
これらの研究開発は日野が独自設計の台車にデジタルカメラや4Kビデオ、ライカ社BLKおよびレーザースキャナ地上測量機を使い3Dモデルが作成できます。

国土交通省の施策であるi-Construction やDXに向け、日野はレーザースキャナ地上測量機を導入しました。この機器は、プリズム設置は不要となり中層建物など頂点を正確に計測し、従来のTC測量機に比して効率性が良く高精度な現況測量の成果品を実現します。

新たな地理空間情報技術と数理統計・クリギング空間解析やGISを融合することにより、3次元地価情報を表現できます。これを使い再開発前後の地価変化による経済的波及効果を定量化し、固定資産評価額の試算より固定資産税の税収が算出できます。
日野が開発した木造建物の実態調査ツールを使い外部資材から火災危険度・倒壊危険度が半自動的に評価することができ、地域内の不燃化促進に貢献できます。